連載企画『一人一花 はなきん便り』(毎週金曜日配信)では、「金曜日に花束を」というテーマのもと、知っておきたい花や緑に関するニュースをお届けします。
今回は3/22〜26まで福岡市植物園で開催される「Fukuoka Flower Show(以下、FFS)」の「花と暮らしを楽しむマーケット」企画に出展予定の『CARTA(カルタ)』を紹介します。
◾️九州をまるごと体感!香りブランドが手掛ける九州の贈り物と蒸留喫茶のショップ
2025年、大濠公園と六本松の間、護国神社のほど近くにある静かな通り沿いにオープンした『CARTA』。
自社ブランドの香りアイテムに加え、九州の素材を生かした焼き菓子やアイスクリームを販売。旅のお土産はもちろん、ちょっとした手土産や、自分へのご褒美にもぴったりな一品が揃います。
ここからは『CARTA』代表取締役・矢田部美里さんに、ブランドの紹介やFFS2026への想いについて話を伺いました。
◾️九州の風景を香りにのせて。百人一首のように語り継ぐ「風景のお土産」
私は東京出身ですが、宮崎に移住してからは、まちづくりや観光施策の仕事に携わってきました。その中で出会ったのが、九州各地に眠る素晴らしい植物や素材です。けれど、その魅力はまだ十分に届いていないと感じました。
「この風景ごと、未来に残したい」。
そんな想いから香りブランド『CARTA』を立ち上げました。
私たちのブランド名『CARTA』は、実は百人一首の『かるた』に由来しているんです。
かつての歌人たちが、目にした美しい風景や切ない情景を歌に詠んで後世に伝えたように、私たちも地域に眠る素材や物語をすくい上げ、“日本の風景を贈る”ことを使命に生まれました。
一枚一枚の札が時代を越えて想いを届けるように、一つひとつの土地の記憶を丁寧にかたちにし、香りや商品という形で世界へ手渡していく。
それが『CARTA』のコンセプトです。
なので、この店舗は、そのコンセプトを体現するべく、地域の風景を切り取って持ち帰っていただく“風景のお土産物屋”として、九州の魅力をより多くの方へ届けるために2025年9月にオープンしました。
◾️「飲む香水」で五感をリセット。喫茶で体験するフローラルウォーターの驚き
『CARTA』の店内には小さなカウンターがあって、そこでは日本の植物をその場で蒸留した“フローラルウォーター”のドリンクを提供しています。
店舗には、香りの雑貨だけでなく、ちょっと珍しい「香りのお土産喫茶」を併設しています。
ここでは、店内の蒸留機で抽出した『フローラルウォーター(芳香蒸留水)』を使ったドリンクを楽しむことができます。
近年『飲む香水』とも言われるクラフトジンのように、香りそのものを味わう新しい体験です。
まずはベースの和紅茶などを一口。その後に、ご自身で選んだ5種類の蒸留水からお好みのものを加えていただくと、味わいが劇的に変化するんです!
「植物の香りって、こんなに表情豊かなんだ!」という驚きは、まさにエンターテインメント。この喫茶での感動を、そのままお土産として家へ持ち帰っていただけるような、体験と購買がシームレスに繋がる場所を目指しています。
◾️地域の景色を守るために。鹿児島の珊瑚や希少な柑橘が紡ぐ本物の物語
私たちの事業の根底にあるのは「地域社会への貢献」です。
例えば、ブランドの象徴的な製品に「珊瑚のディフューザー」があります。これは鹿児島の喜界島の珊瑚と、希少な柑橘の精油を使っています。
現地の「この景色を守りたい」という熱い想いに共感し、それをビジネスとして成立させることで、地域の産業を守る一助になりたいと考えているんです。
セレクトしているお茶や調味料も、作り手の意志が感じられるものばかりです。情熱だけでなく、冷静なマーケティング視点を持って「本当に良いもの」を届けること。それが、九州という素晴らしい土地の風景を、100年先まで残していくために、私たちができることだと考えています。
◾️FFSへの出店!福岡・久留米の花「銀梅花」が放つ、知られざる香りの力
今回、念願叶ってFFSの「花と暮らしを楽しむマーケット」に出展させていただくことになり光栄です。
昨年プレイベントとして開催されたFFSに足を運んだ際に、植物園という特別な空間に心を動かされました。その時に「花や植物の力が満ちるこの場所から、九州の香りを届けられたら」と思ったのが今回のきっかけです。
『CARTA』は“風景を届ける”ブランドです。
花は美しいだけでなく、その土地の文化や歴史と結びついた存在だからこそ、この舞台で九州の植物から生まれた香りを紹介することに大きな意味を感じました。見るだけでなく、記憶に残る花の体験を届けられたらと考えています。
「花と暮らしを楽しむマーケット」では九州の素材を活かした香りのアイテムとお菓子をご用意します。
『CARTA』の代表的な商品であるリードディフューザーは、福岡・久留米の「銀梅花」、鹿児島・指宿の「芳樟」、熊本・五木村の「檜」など、九州の風景を映した3つの香りを準備しています。中でも特におすすめしたいのが、福岡・久留米の花でもある「銀梅花(マートル)」の香りの素晴らしさです。平安時代から親しまれ、庭園にも植えられてきた歴史ある花で、白く可憐な姿と、やわらかく凛とした香りが魅力。その香りを現代の暮らしに寄り添うディフューザーとして仕立てました。日本ではまだまだ海外産のアロマが主流ですが、実は足元にこんなに素晴らしい香りの花があることを知っていただきたいんです。
そしてもう一つが「キュウシュウクッキー缶」。福岡・八女茶をはじめ、九州各県の素材を詰め込み、お茶や柑橘、胡椒や九州醤油など、その土地ならではの味わいを一缶に閉じ込めました。ひと口ごとに、九州を旅するような気持ちを楽しんでいただけます。
香りと味覚の両方から、“九州の風景”を感じていただけたら嬉しいです。
このほかにも、九州の植物を原料としたルームスプレーやアロマオイルなど、香りの商品を中心にご紹介する予定です。
ぜひ当日は植物園を散策しながら、私たちのブースで九州の『生まれ育った土地の香り』に触れ、新しい発見を楽しんでいただけたら嬉しいです。
◾️花は歴史と文化の語り部。花を通して、九州の古き良きものを伝えていくこと
私にとって花や植物は、単に見た目が美しいだけでなく、その土地の歴史や文化と深く結びついた尊い存在です。先ほど紹介した久留米の「銀梅花」の他にも、沖縄の「月桃」のように、日本にはまだ知られていない魅力的な香りの花がたくさん眠っています。
そんな地域特有の花を通して、その土地の古き良きものを伝えていくことも、『CARTA』の大切な使命だと考えています。
また今後は“香り”を起点に、九州の素材を活かしたお菓子のラインナップも増やしていく予定です。これからも「地域産業を盛り上げ、風景を届ける」ことを軸に、九州の花や素材を活かした商品を広げていきたいと思っています。
まずは福岡から、そして九州へ。
フラワーショーでは、ぜひ実際に香りを手に取り、まだ知らない九州の魅力を体験していただけたら嬉しいです。
まずはFFSの会場で、皆さんの笑顔にお会いできるのを楽しみにしています!
「Fukuoka Flower Show」の最新情報は公式インスタでも発信中です。ぜひフォロー&チェックしてみてください!
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【公式】福岡市 一人一花運動
Instagram:@hitori_hitohana
https://www.instagram.com/hitori_hitohana/
「一人一花運動」の公式SNS では、福岡市内のまちなかにある花と緑に関する情報をたくさん紹介しています。
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◾️『CARTA(カルタ)』
住所:福岡市中央区六本松1-3-15
営業時間: 10:00〜19:00(LO18:30)
※キャッシュレス決済のみ・現金不可
定休日:なし(正月を除く)
公式インスタグラム:
Instagram:@carta_fragrance
https://www.instagram.com/carta_fragrance/
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■ 福岡市一人一花運動(福岡市役所)
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