2025年10月、櫛田神社前に新しいカフェが誕生しました。
糸島でレモンの栽培を行う “糸島れもん” が手がけた『NOT SWEET (ノットスウィート)』。
“ 生産者本人が手掛けるカフェ ”というスタイルで、栽培するレモンを生かしたスイーツやドリンクをいただくことができます。
京町屋をイメージした和モダンな内装は、まるで京都を旅しているような上品さがあります。
落ち着いた照明に照らされたカウンター、奥には広めのテーブル席。
静かで大人っぽい雰囲気の中に、心がほっとするあたたかさがありました。
■“グリーン”という、鮮度の証。
糸島れもんのレモンは、鮮やかなグリーンが特徴です。
レモンといえば黄色を思い浮かべますが、実はその多くは海外から運ばれるあいだに緑から黄色に変わっているだけなのだそうです。
グリーンレモンは、国産で採れたて。だからこそ味わえる“新鮮さの証”です。
肥料や農薬は必要最小限にとどめ、植物がもつ本来の力を最大限に引き出す栽培。
皮までまるごと食べられるほど安心な品質です。
そんな希少な国産レモンを自分たちの手で育て、直接お客様に届けたい——。
その想いから、2人の飲食店オーナーさんが立ち上げたのが「糸島れもん」なのです。
糸島れもんの味わいを、五感で楽しむ。
今回まずオーダーしたのは「伊都物語 ✕ 糸島グリーンれもんのソフトクリーム」(770円税込)。
ミルクのやさしい甘さの中に、レモンソースの爽やかな酸味が広がります。
ひと口ごとにスッと身体に染みるような清涼感と優しい甘さが、食後の余韻まで気持ちいい一品でした。
そして、あの有名な「堂島ロール」とのコラボスイーツ、「堂島ロール ✕ 糸島れもんのロールケーキ」(880円税込)も注文しました。
ふんわりとした生地の中に果実の身がしっかり入っていて、食感も楽しい。
やさしい甘さの中でレモンの酸味がきらりと光り、上品なのに印象に残る味わいでした。
一緒にいただいた「塩グリーンれもんスカッシュ」(770円税込)は、あえて甘さを抑えた大人なドリンク。
塩味と酸味のバランスが絶妙で、飲むたびにシャキッと気持ちが引き締まります。
甘みのあるスイーツとの相性もよく、レモンの酸味がより引き立つ組み合わせでした。
■季節とともに変わるレモンの表情。
今の時期のレモンはまだグリーン。
これから冬に向けて少しずつ黄色へと変化していくそうです。
季節によって色も香りも味わいも変わるため、スイーツやドリンクもそのときどきで表情が違うのだとか。
自然のリズムに寄り添うように楽しめるのも、このお店ならではの魅力です。
■糸島れもんを、地域のブランドに。
店内には糸島れもんのシロップや雑貨も並んでいました。
「まずは知ってもらうことから」と話すオーナーさんの言葉が印象的です。
生産者としての誇りと、地域への想い。
このカフェは、その両方をまっすぐに伝える場所でした。
糸島れもんは、これから“糸島を代表するブランド”として育っていくことを目指しているそうです。
櫛田神社前という街の中心から、糸島の香りと情熱を届ける——。
そんな思いが、カフェ全体からしっかりと伝わってきました。
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◼️『NOT SWEET(ノットスウィート)』
住所:福岡県福岡市博多区冷泉町2-24
電話:090-3988-1039
営業時間:10:00~22:00
定休日:不定
駐車場:なし(周辺コインパーキングあり)
Instagram@itoshima_lemon
https://www.instagram.com/itoshima_lemon/
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※情報は2025年10月23日時点のものです。最新情報は公式HP、Instagram等でご確認ください。
■ NOT SWEET
住所:福岡県福岡市博多区冷泉町2-24
Instagram@itoshima_lemon
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