【秋の酒蔵探訪⑤】“博多のテロワール”伝統と革新の酒作り「小林酒造本店」(福岡県宇美町)

福岡市郊外に位置する糟屋郡宇美町に蔵を構える小林酒造本店は、1792年(寛政4年)創業以来、230余年にわたり酒造り一筋に歩んできた老舗酒蔵の一つです。江戸時代中期より「萬代(ばんだい)」を代表銘柄とし、地元博多の人々に愛されてきました。宇美町は、山や川があり、三郡山系の豊かな伏流水に恵まれた自然豊かな町です。この清らかな水と、福岡県産の酒米、そして代々受け継がれてきた伝統の技が、「博多のテロワール」を体現する酒を生み出しています。

小林酒造本店のフラッグシップが、「萬代 大吟醸 35」です。原料米に福岡県産山田錦を全量使用し、米を35%まで磨き上げた、贅を尽くした大吟醸酒です。その特徴は、華やかな香りと、米の旨みと甘みが調和したデリケートな味わい。特にフルーティーな芳香があり、冷やして飲むことで、その洗練された優雅さを存分に楽しめます。魚の塩焼きやカルパッチョなどの料理に合い、その旨みを引き立てます。

日常の食卓を豊かにする酒として人気なのが「超辛口純米酒 博多の森」です。福岡県産の米を使用し、低温発酵で作った純米酒です。キレのある辛口と、後味のすっきりした淡麗な飲み口が特徴で、どんな食事にも合う一本です。冷やして、または常温で、飲み飽きしない軽やかな味わいを堪能できます。

日本酒の伝統を受け継ぎながらも、新しい酒の楽しみ方を提案するのが「屋久島みかん リキュール」です。屋久島産みかん、たんかん、パッションフルーツ、グレープフルーツを贅沢にブレンドし、酸味と甘味のバランスが調和してます。低アルコール(8%)で飲みやすく、ロック、ソーダ、またはヨーグルト割りがおすすめです。伝統と革新を併せ持つ小林酒造本店の多様な魅力が詰まった一本です。

「小林酒造本店」
住所 福岡県糟屋郡宇美町宇美2-11-1
電話 092-932-0001

■ 小林酒造本店

住所:福岡県糟屋郡宇美町宇美2-11-1
電話番号:092-932-0001
小林酒造本店のホームページ

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