畑とコーヒーで描く“自然と人の調和”『ヤスベジ』と『ヤスマメ』から広がる“やさしい循環”(福岡・宗像市)【Oasis 〜心の休息地をめぐる旅〜】

安永さんご家族

福岡県宗像市の見渡す限り山と田んぼが広がるのどかな場所に、農薬や化学肥料を使わずに野菜や果物を栽培している安永絵理さんの農園『ヤスベジ』と、絵理さんの夫・安永勇生さんが営む自家焙煎コーヒーの工房『ヤスマメ』があります。二人は数年前にこの土地の自然豊かな景色に魅了され、移住を決めました。

カラフルな野菜をたくさん育てている絵理さん。それは子どもたちに“多様性”を伝えるためなのだとか。「例えば人参と言ってもその色はオレンジだけではなくて、白や紫、黄色や黒など、たくさんの色があります。だからみんなだって人と違ってもいいんだよっていうことを子どもたちに知ってほしくて」と語ります。絵里さんがつくる野菜は近所の道の駅や直売所で買うことができます。でも、「道の駅などに出すだけでは、お客さんの顔が見えないから」と畑の軒下で野菜市を開くことも。そんな野菜市で絵理さんが一番大切にしているのは会話なのだとか。直接かけてもらう励ましの言葉や笑顔のやりとりが、日々の糧になっているそうです。

一方、自家焙煎コーヒー工房『ヤスマメ』では、勇生さんがDIYしたという秘密基地のようなコンテナの中で、農薬を使わずに栽培された豆やフェアトレードされた豆を自家焙煎しています。「豆の個体差は“欠点”ではなく“表情”」と勇生さん。豆の個性を尊重したいからと豆のブレンドはせずに、その豆本来の味わいを大切にしています。

勇生さんハンドピックした後、残ったコーヒー豆は、畑の肥料として活用しています。豆も野菜も、自然のままのものは、やがて土に還り、また命を育む。ここでは、自然と調和しながら生きる暮らしがあります。

季節がめぐるたびに実る絵理さんの農作物と、自家焙煎した勇生さんのコーヒー豆。どちらも自然と人間にやさしい想いから生まれ、その想いが誰かと繋がっていくことでめぐっていくもの。そんな“やさしい循環”は、この小さな農園と工房から少しずつ広がっていっています。


■『ヤスベジ』『ヤスマメ』
住所:福岡県宗像市池田3074−1(ヤスベジ)
※『ヤスマメ』の実店舗はありません
※『ヤスベジ』『ヤスマメ』の商品販売店などの情報はインスタグラムをチェク!
『ヤスベジ』Instagram@yasu.vege
https://www.instagram.com/yasu.vege/
『ヤスマメ』Instagram@yasu_mame_
https://www.instagram.com/yasu_mame_/

※記載の内容などは変更している場合がございます。事前にご確認ください。

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〜心の休息地をめぐる旅〜
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■ ヤスベジ

住所:福岡県宗像市池田3074−1
『ヤスベジ』Instagram@yasu.vege
『ヤスマメ』Instagram@yasu_mame_

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