太宰府散策で立ち寄りたい！五条駅そばのレトロ空間『encoffee』で出会う旬の味覚（福岡・太宰府市）【まち歩き】

2025.09.25

太宰府天満宮の最寄り駅・太宰府駅から一駅手前にある五条駅。
昔ながらの雰囲気を残すこの駅から徒歩数分、レトロな階段をそろりと登ると、ヴィンテージ感あふれる『encoffee（エンコーヒー）』の空間が広がります。

太宰府天満宮そばで人気の『cobacafe』の姉妹店として誕生したこの場所は、「ご縁」と「enjoy」をコンセプトに掲げ、ここから様々な縁が生まれるようにとの願いを込めて『encoffee』と名付けられました。
どこか懐かしさを感じさせながらも、新しい出会いを予感させる雰囲気が漂う店内。
ここで味わえるのは、旬の食材を生かした料理の数々です。
「旬のものを美味しく楽しんでほしい」というオーナー・小林さんの思いから、季節ごとの食材を取り入れたメニューが並んでいます。

■驚きのパスタと贅沢なコーヒー

今回いただいたのは、始まったばかりという「無花果と生ハム、カボスとアールグレイの冷製パスタ」のパスタランチセット（前菜サラダ・パン・スープ付き2,000円税込）でした。
まず運ばれてきた前菜プレートは、10種類ほどの料理が一皿に華やかに盛り付けられ、見た目も味わいも贅沢。
どれも一品料理のように完成度が高く、お酒が欲しくなるような繊細な味付けです。
スープはかぼちゃの冷製仕立て。
これからの季節にはさつまいもへと変わる予定で、訪れる時期ごとに違う旬を楽しめます。

メインの冷製パスタは、無花果を使った一皿。
テーブルに届いた瞬間からカボスの爽やかな香りが広がり、さらにアールグレイがほのかに漂います。
一口食べれば、魚介の旨みを含んだソースがパスタに絡み、無花果の優しい甘みと生ハムの塩気が絶妙なバランス。
想像を超える組み合わせに驚きつつ、フォークが止まりませんでした。

そして一緒にいただいたのは「贅沢水出しコーヒー」（ランチセット価格450円）。
この日は飯塚の焙煎所『anthem roast』の豆を使用。
じっくり抽出されたコーヒーは濃厚でありながら苦味が少なく、するりと飲める一杯でした。
食後の余韻を豊かにしてくれる贅沢な味わいで、思わずもう一杯と口に出そうになるほど。
パスタと合わせて楽しむことで、料理とドリンクが互いを引き立て合う時間を過ごせました。

■夜も魅力の多いencoffee

encoffeeはランチだけでなく、夜の顔も魅力的です。
週末には夜営業が行われ、ディナーメニューやお酒が豊富に揃っています。
お酒に合わせて楽しめる料理も多く、昼の落ち着いたカフェとはまた違う雰囲気に。
昼は旬の食材を味わい、夜はお酒を片手に語らう——そんな二つの時間を持てるのも、このお店ならではの楽しみ方です。

■オーナーの想いが込められた場所

「encoffee」がこの地に生まれた背景には、オーナーの強い想いがあります。
太宰府天満宮そばは観光客で賑わい、地元の人が落ち着いて過ごすには少し難しい。
そこで「地元の人がゆっくりできる場所をつくりたい」という願いを込め、あえて五条駅近くを選びました。
なかでも「一番は親に利用してほしい」という想いが大きく、今ではその願いが叶い、ご両親も常連として訪れているそうです。
五条駅から少し歩いた先に佇む「encoffee」は、旬を取り入れた料理と贅沢なコーヒー、夜の楽しみ、そしてオーナーの温かな想いが詰まった特別な空間でした。

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◼️『encoffee（エンコーヒー）』
住所：福岡県太宰府市五条3丁目1-21-2階
営業時間：11:00～18:00　週末11:00～22:00
　※夜営業日についてはInstagramストーリーにてご確認ください
定休日：なし
駐車場：なし（周辺にコインパーキング有）
Instagram@encoffee_dazaifu_gojp
https://www.instagram.com/encoffee_dazaifu_gojo/
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※情報は2025年9月9日時点のものです。最新情報は公式HP、Instagram等でご確認ください。