糸島で味わう信州生まれ×九州育ちの手作りおやき!人と想いをやさしく結ぶカフェ『茶房おやきと』(福岡・糸島)【Oasis〜心の休息地をめぐる旅〜】

一つ前の記事で紹介した福岡県糸島市にある『MONOGOCOTI(モノゴコチ)』と同じ建物の2階にあるデザイン事務所の中に、2025年5月オープンしたカフェ『茶房おやきと』。そこで信州名物のおやきを手作りしているのは『MONOGOCOTI』店主・猪口直美さんの夫である猪口啓司さん。
「これまで多くのパッケージを作成したり“食”に関わるデザインの仕事を手掛けてきましたが、お客さんをサポートする立場から“果たして自分のデザインは正解だったのか”と疑問を抱いたまま60歳までやってきました。今回、自らが作り手になることでその答えを確かめたい。そんな想いからこのお店を始めました」。
きっかけは、食に携わる仕事で全国を巡る中で「おやき」に出会ったこと。啓司さんの実家は饅頭屋。幼い頃からお手伝いをしていたこともあり、生地をこねる作業は自然と身に付いていました。ここから猪口さんの第二の人生が動き出しました。

信州の郷土食である「おやき」は、小麦粉やそば粉の生地で具を包み、蒸したり焼いたりする素朴な料理。具材は切り干し大根や野沢菜、あんこなど家庭によってさまざま。そんなおやきの魅力に惹かれた猪口さんは、長野の食文化と福岡の豊かな食材を融合させ、ここにしかない味と出会いの場を生み出そうと考えました。

仕込みは夜遅くまで続きます。天然酵母の生地は発酵に時間がかかり、気温や湿度によって表情を変えます。時には話しかけながら状態を確かめることもあるそう。「ゆっくりした時間を、こっちでなんとか一緒に共有しなきゃいけないから」と微笑む姿は、まるで素材が家族の一員であるかのようです。おやきの具材には三池高菜や脇山茶、旬のそら豆など地元生産者の食材を取り入れ、生産者の想いも一緒に届けるようにしています。おやきと地元食材との出会いは地域を結び、訪れる人に季節の移ろいを感じさせます。

店名の『茶房おやきと』の最後にある“と”には、「おやきとカフェ」、「おやきと生産者」、「おやきと人々」…など、おやきを真ん中に、様々なものが繋がっていく場所にしたいという願いが込められています。「この“と”で結ばれる関係は、水のようにやわらかく、自由に広がっていくもので、この場所から育てていきたい」と啓司さんは語ります。

そのためには、自分の目の届く範囲内で丁寧に時間をかけて作ること。
「お客さんから”美味しかったよ”とか”また来るね”とか、そういうことを言われるたびに元気が湧いてくるんですよ」。
おやきを真ん中に置いたこの場所が、人や想いをやさしく結んでいきます。

■茶房おやきと
住所:福岡県糸島市志摩久家1756
営業:月・木・金曜10:00〜15:00、土・日曜10:00〜17:00
定休日 火・水曜
Instagram @oyak.i.to
https://www.instagram.com/oyak.i.to/

※営業時間・定休日・記載の内容などは変更している場合がございます。事前にご確認ください。

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【Oasis】
~心の休息地をめぐる旅〜
私が見つけた心の休息地
大切な人との心温まる出会いが
人生をもっと豊かにしてくれる。

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■ 茶房おやきと

住所:福岡県糸島市志摩久家1756
URL:https://www.instagram.com/oasiss.jp/

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