リニューアル!昭和レトロとリアルな炭坑…無料で学べる博物館を特別中継!(鞍手町)【ふるさとWish】

鞍手町役場のすぐそばにある「鞍手町歴史民俗博物館」が、2025年5月7日にリニューアルオープン!今回は神田謙信リポーターが、特別にその見どころを一足先に体験してきました。

■昭和にタイムスリップ!懐かしさ満載の本館展示
まず訪れたのは本館の展示室。昭和の暮らしを感じさせる黒電話や昔懐かしいポスター、レコードプレーヤーなどがずらり。「由美かおるさんの看板や、オロナミンCの広告など、当時はどこにでもありましたよね」と語る館長の古後憲浩さん。ちゃぶ台やブラウン管テレビも再現されていて、「巨人の星」のちゃぶ台返しができそうな雰囲気に思わずワクワク!山口百恵さんのレコードが流れる空間は、まるで昭和にタイムスリップしたような気分にさせてくれます。

■見応えたっぷり!炭鉱の歴史を体感する新施設「石炭資料展示室」
リニューアルの目玉は、炭鉱の歴史をリアルに体験できる「石炭資料展示室」。入場時にはヘルメットとライトを装着し、当時の炭鉱マンになった気分で展示を巡ります。入口には10メートルにもおよぶ年表があり、石炭の生成から近代までの歴史が一目で分かる仕組み。中に入ると一気に暗くなり、ライトで照らすことで「火器厳禁」など当時の構内用語が浮かび上がる演出も。「炭鉱夫の会話」が聞こえる仕掛けもあり、まさに“体験しながら学べる”展示になっています。

■映像と音で味わうリアルな労働の現場
懐中電灯を信号マークに照らすと、昭和10~20年代に撮影された貴重な映像がスクリーンに映し出されます。実際に900〜1000メートルもの地下で働いていた炭鉱労働者たちの様子が4分間の映像に凝縮。「38度にもなる高温の中での手作業。過酷な労働環境を感じてほしい」と館長も語ります。リアルなマネキン展示と合わせて、当時の厳しい現場がリアルに伝わってきます。

■潜って学べる!?手掘り体験ゾーン
さらに注目なのが、作業用トンネルを模した「潜って体験ゾーン」。ヘルメットをつけて、実際に狭いトンネルをくぐり抜ける体験ができます。「思っていた以上に狭くて、当時の人が手掘りで作業していたことの凄さが分かりました」と神田リポーターも驚きの様子。

■デジタル図書館で語り部の声を聴く
最後に訪れたのは「鞍手炭鉱デジタル図書館」。炭鉱で働いていた語り部たちの証言映像がボタン一つで再生され、当時の記憶に触れることができます。紙芝居もデジタル化され、語りの力でリアルな暮らしが蘇ります。「ただ見るだけでなく、聞いて、感じて、知ることができる場所。子どもたちにもぜひ訪れてほしい」と古後館長は話します。

5月7日からリニューアルオープンするこの博物館は、なんと入場無料!懐中電灯とヘルメットを片手に、昭和と炭鉱の歴史を五感で感じてみてはいかがでしょうか。親子での学びにも、レトロ好き女子の昭和レジャーにもおすすめのスポットです。


『鞍手町歴史民俗博物館』
住所:福岡県鞍手郡鞍手町中山2097
電話:0949-42-3200(鞍手町教育課文化振興係)

※営業時間などは変更される場合があります。事前にご確認ください。
※九州朝日放送 2025年4月21日「地元応援live Wish+」の放送内容です。

エリア 気になるエリアの厳選情報をチェック!

もっと見る

ランキング 最旬の注目記事ランキングをチェック!