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地元産“ショウガ”で町おこし!環境にも優しいふるさと丼とは!? ~ふるさとWish苅田町~
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福岡県と大分県の県境に位置する京築地域。この地域にはショウガで町おこしをしている団体があるんです。その名も「京築ジンジャープロジェクト」。京築エリアの農家が栽培したショウガを使って、地元企業がふりかけやクッキーなどの商品を開発。地域のイベントなどで住民と一緒に販売しています。まさに地域が一体となって取り組むプロジェクト!発起人は苅田町の寺尾咲子さん。夫婦で「洋菓子工房 Triolet(トリオレ)」を営んでいます。地元産のフルーツを使ったケーキや焼き菓子の他に、ショウガを使った商品としてジンジャーシロップを販売。プレーン味をはじめ、イチゴやレモンのジンジャーシロップなど9種類を販売しています。「ケーキ屋なんですけど、ジンジャーシロップを買いに来るお客さんが多いです」と寺尾さん。
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炭酸水で割ってジンジャエールにしたり、生姜焼きなどの料理にも使える「洋菓子工房 Triolet(トリオレ)」の「ジンジャーシロップ」。今回はこのシロップ・・・ではなく、シロップを作る過程で出たショウガの“搾りかす”で苅田町のふるさと丼を作っていきます!搾りかすは、ジャム作りや煮物料理に使う事もあるそうですが、使い切れずそのほとんどを廃棄するそう。味見をした石井裕二リポーターもそのおいしさに思わず驚きます。寺尾さんも「“うまみ”もまだ入っています。(ショウガ特有の)ピリピリ感もシロップの方に抽出しているのでちょっとマイルドな感じになっています」と話します。

ふるさと丼を作るのは、去年、苅田町にオープンした「mon's cafe」。日替わり弁当やフルーツ系のスムージーが人気の店です。
まずはハンバーグ作りということでひき肉やタマネギ、パン粉などの具材に、ショウガの搾りかすをどんどん投入!練り込んだハンバーグだと、搾りかすの繊維も気にならないそう♪次にテリヤキソース作り。こちらにも搾りかすをたっぷり入れていきます。

焼きあがったハンバーグをご飯の上にのせ、ソースと共に野菜や目玉焼きを飾り付けると・・・ハワイ料理のロコモコを和風にした「エコモコ丼」が完成! 廃棄予定だった搾りかすを再活用し、環境にも優しい苅田町のふるさと丼です。今後もジンジャープロジェクトに注目ですね!
mon’s cafe
福岡県京都郡苅田町京町1丁目18-14-1F
洋菓子工房 Triolet(トリオレ)
福岡県京都郡苅田町富久町2丁目35-11
※この情報は、夕方の情報番組「シリタカ!」(6月8日放送、リポーター:石井裕二)でお届けしました。