アンティークの器で、スイーツも♬有田焼を学んで、食べて、体験して　～ふるさとWish佐賀県～

佐賀県西松浦郡有田町は“有田焼”で有名な陶磁器の町。同町にある「佐賀県立九州陶磁文化館」は、有田焼や九州各地の陶磁器が1500点ほど展示されています。館内を進むと、まず目に入るのが、高さ約2メートルの「有田焼からくりオルゴール時計」！30分ごとに時計盤が開き、音楽に合わせて子どもの人形が、ユーモラスな動きを見せてくれます。歯車や人形、振り子など部品の多くは、伝統文様が描かれた有田焼。四季の移り変わりに応じて、音楽や人形も変わる仕掛けになっているので、何度も訪れたくなりますよね。

有田焼は、江戸時代初期に日本で初めて作られた磁器。4月には、常設展示の一室が「有田焼の歴史」を学べる展示室として、リニューアルオープンしました。最新のプロジェクションマッピングや映像を駆使し、有田焼の歴史や多彩なストーリーを楽しんでいただけます。また、ヨーロッパに輸出された有田焼のコーナーには、有田焼のカップやソーサーなどを組み合わせて作られたシャンデリアも。燭台の部分がカップになっていて、新原リポーターもビックリ！一方、学芸員の山本文子さんがおすすめするのは、“世界にひとつだけ”の有田焼をデザインすることができる「MY ARITA」コーナー。タブレットを使い、好きな形の皿と文様を、自由に選ぶことができます。完成したデザインは中央のモニターに映し出されるので、一緒に写真を撮ることも可能です。簡単な操作で、オリジナルの有田焼デザインを作ることができますよ♪

3階にある「カフェテラス彩」では、江戸時代の本物の古伊万里でケーキやお茶をいただける貴重な体験ができます。カップは“取っ手がない”のが当時の特徴だとか。「見るだけではなく、体験し、食べて、有田焼を存分に楽しんでほしいです」と山本さん。館内には、有田焼の他にも九州各地の陶磁器や、貴重なコレクションの数々が展示されていて、見応え充分。リニューアルした「佐賀県立九州陶磁文化館」に、ぜひ足を運んでみてくださいね♪

佐賀県立九州陶磁文化館
佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1
0955-43-3681

※この情報は、お昼の情報番組「Wish＋（プラス）」（5月10日放送、リポーター：新原菜摘【アイタガール】）でお届けしました。