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”誰でも簡単に回せる” 「ブレイクダンスコマ」 2年かけて開発~ふるさとWish飯塚市~

福岡県飯塚市の「日本の独楽(こま)資料館」は、こま収集家の花元克己館長が私費を投じて開設。花元さんが国内外から集めた約5000点のこまが、ずらりと並んでいます。
館内に入ってすぐ目に飛び込んでくるのは、天井まで届く大きなこま!直径3.57m、高さ3m、重さ8t。人間には回せなさそうですが・・・。「天井から床まで1つの軸で支えているので、幼稚園のお子さんでも回せますよ」と同館の笹原泰史さん。リポーターのカイラ君が片手を添えると、本当に簡単に回りました!

奥に進むと、直径約1mmの極小こまや、一度回すと最低でも30日は回り続けるこまなど、珍しいこまが数えきれないほど展示されています。
上下逆さまでもOK ひも巻きも簡単

同館を運営しながら「もっと子どもたちにこまに触れてもらいたい」「こま文化を残したい」と思っていた花元さん。しかし、現代のこどもたちにとって”ひも巻き”の難しさが大きな壁となっていました。そこで、誰でも簡単にこまを楽しめる新作こまを、2年の歳月をかけて開発したのです。
それが「ブレイクダンスコマ」。特徴は、ブレイクダンサーのように”ヘッドスピン”ができること。さらに、ひもを巻きやすくするための微細な溝が周囲にほどこされているといいます。子どものころ、こま遊びを楽しんでいたというカイラ君も「引っ掛かりが強くて、めちゃくちゃ(ひもを)巻きやすい!」と感動。回すときもスムーズに成功しました。これなら初心者でもチャレンジしやすいですね♪
同館は金・土・日曜に開館。
来館の際は感染症対策を十分にとってお越しください。
日本の独楽資料館
福岡県飯塚市立岩1122‐1
0948-23-5300
※この記事は2022年の情報です(「シリタカ!」1月24日放送、リポーター:カイラ)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。