捨てる木材はゼロ！SDGsに熱心な老舗家具店～ふるさとWish朝倉市～
豊かな自然に恵まれる福岡県朝倉市。同市で地域貢献に注力する西日本シティ銀行甘木支店の柳順也支店長が、「環境問題に力を入れている注目企業がある」と教えてくれました。
その会社とはナガノインテリア工業。創業75年の老舗家具メーカーです。同社は、西日本シティ銀行が主催するワークショップ型コンサルティング「SDGs事業アイデア発想塾」を社内開催するなど、SDGsに熱心に取り組んでいるといいます。
同社は戦後間もない1946年、現在の朝倉市甘木地区で家具製造を始め、今も変わらず、同じ土地で家具を作り続けています。2021年4月にオープンした「THE FACTORY FURNITURE STORE」は、広い空間にオリジナル家具が配置され、客がゆったりと選べるように工夫されたショールーム。コンセプトは「デザインをすっきりシンプルに」。「お客様に、その余白をご家族の思い出で飾ったり、お部屋の空間をご自身でコーディネートしたり色を付けてもらうイメージですね」と井手菜実店長は話します。
同社では、なんと廃棄される木材はゼロ！加工の過程で出た端材は選別され、先月から販売がスタートした"もったいないテーブル"の材料に。また、”ふし”や”割れ”があり家具の材料としては使えない木材や木くずはボイラーの燃料となり、これから家具になる木材を乾燥させる資源となるのです。他にも、九州内にペイペイドーム25個分の山林を管理し、定期的に植林も行うなど、多方面から環境にやさしい取り組みを続けています。
同社の家具と同じように、その企業努力も全国へ広まっていくことでしょう。
ナガノインテリア工業
福岡県朝倉市甘木2153
0946－22－3314
※この情報は、朝の報道情報番組「アサデス。KBC」（11月4日放送、リポーター：ボビー）でお伝えしました。
※この記事は2021年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。
