知る人ぞ知る桜の名所を発見！地元愛が強すぎるサクラ咲く「採銅所駅」～ふるさとWish香春町～

駅全体が桜の名所？！ここでしか見られない、レトロな“映えスポット”

「味見峠桜公園」に続いてボビーが向かったのは、JR日田彦山線「採銅所駅」。大正4年に建てられた築100年以上の洋風の木造駅舎を改修しつつも、レトロな雰囲気を残した可愛らしい駅です。
線路沿いが全部桜の木なんですよ」と話すのは地域おこし協力隊の村上夕子さん。春になると、駅のホームを挟むように桜が咲き誇る絶景スポットになるそう。実はここもまた、地元の人に守られてきた場所です。

「今、こうして『花の駅』と呼ばれ、こんな田舎の駅に多くの人が集まってくるのは、すごいことだと思っています」と話す山野幸夫さんが、長年、駅周辺の美化活動を行ってきました。「桜と電車とレトロな駅舎を撮影に多くの人がやってきますよ」と地域おこし協力隊の手島順也さんがいうように、山野さんのおかげで、全国から「ここでしか見られない春景色」を求めてやってくる、今や香春町随一の「写真映えスポット」です。

「春が香る町」という、うららかな町名が現すように、随所に花の名所がある香春町。ただ咲いているのではなく、その地を愛し、その地を守る人々の思いが咲かせた花だと思うと、目の前に広がる風景が一層、美しく感じられます。豊かな自然美とあふれる郷土愛が描き出した絶景は、華やかな街並みや刺激的なアトラクションとは違う、感動を教えてくれます。
春の行楽にはぜひ、この季節にしか見られない香春町へ、足を運んでみて！

※この記事は2019年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。