家具激戦区で異色のアメリカンアンティーク家具店「GLOW」～ふるさとWish新宮町～

福岡県新宮町は、東京23区などの特区を除いた自治体で人口増加率が日本一になったこともあるほど、人口増加率が全国トップクラスの街。もともと国道や高速道路、電車などの交通アクセスも良く、福岡市のベッドタウンだった新宮町は、2010年の駅の新設から始まった開発により、マンションや集合住宅が相次いで建てられ、人が集まったことで観光資源をはじめ町の魅力が注目を浴び、新たな盛り上がりを見せています。

そんな新宮はIKEAやカインズなどの九州初出店の大型店舗を誘致することができ、また人口が増えるという良い循環が起きています。

2019年8月20日（火）放送、九州朝日放送の情報番組「アサデス。KBC」の「ふるさとWish アサデス。旅行社」は、同町に「こだわりすぎの家具店がある」という情報を入手。新宮町で圧倒的な個性を放つ家具店とは、一体どんなお店なのでしょうか。

遠方からのファンも多数！“ハマる”家具店

「新宮町で聞いたら、みんなIKEAっていうやろ…」と、今回の調査にどこか気が乗らない様子のボビー。その予想通り、地元民の多くが「家具店…？IKEAじゃないの？」と答えます。そんな中、「あるある！古い感じでオシャレ！遠方からのお客さんも多いですよ！」と有力情報が飛び出しました。

教えられた国道3号から入った脇道で、「VINTAGE＆ANTIQUES」の看板を発見！一見、倉庫のような店舗をのぞくと、「アメリカンな感じ！いい味出してる！」と、アメリカ人のボビーが思わず興奮してしまうような、味のあるアメリカンアンティーク雑貨があふれていました。

「これ、何か分かる？工事現場の人が使っていた弁当箱よ！」、「すげ～！懐かしい！」。次々と雑貨を手に取りながら、キラキラと目を輝かせるボビー。日頃、流暢な博多弁を操るボビーですが、正真正銘のアメリカ人。そんなボビーが思わずはしゃいでしまうほどハマってしまったのが、今回目的の家具店である「GLOW（グロウ）」。本場アメリカの雑貨や家具を集めているお店です。

アメリカ人も驚く貴重なアンティークも多数！

「アメリカの文化が好きで…。かっこいいと思って」と話すのは江口悠太さん。直接アメリカで買い付けた一点物の家具や雑貨にこだわり、販売しているといいます。「アメリカにいるごた～」と感嘆の表情で店内を見渡すボビーに、満足そうな笑みを見せる江口さん。「GLOW」が誇る品揃えの中には、アメリカでも手に入りにくい貴重なものもあります。特に「ランプ類はアメリカでも見つかりにくい」と江口さんが言うように、圧倒的な存在感を放つのが1950年代のランプ。その時代は「スペースエイジ」と呼ばれ、アポロが宇宙に行ったり、宇宙開発に熱を入れるなど、アメリカ全体が宇宙に憧れていた頃。家具や雑貨もその影響が色濃く、斬新でどこかエキセントリックなデザインや色遣いになっています。

店内に飾られているアンティーク看板を指さしながら、「これ、何の穴か分かる？」と不敵な笑みを浮かべるボビー。確かに看板にはさまざまな穴が開いていて、傷だらけのように見えます。「これぞアメリカ！な穴ですよね」と笑う江口さん。ボビーの父の驚くべきエピソードも飛び出す、古き良きアメリカならではの理由で空いた穴。気になる方は、「GLOW」に足を運んで聞いてみてください。

日本にいながらアメリカの空気感に満ちた「GLOW」。本場アメリカ人も夢中になる雑貨や家具を見るだけでも楽しめますが、日々暮らす空間のスパイスとなるような「お宝」が見つかるかもしれませんよ！

■GLOW
福岡県粕屋郡新宮町原上1711
TEL：092-410-7067
営業時間：12：00～19：00、土・日は11：00～19：00
定休日：金曜

※この記事は2019年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。