【薪窯パン 菊本】カンパーニュ
  • カンパーニュ
  • カンパーニュを顔の横に持つ斉藤ふみ
  • 生地を手ゴネしている様子
  • 窯で焼く様子
  • 薪窯パン 菊本の方々

【薪窯パン 菊本】カンパーニュ

価格 ¥3,700(税込)

完全予約制!薪窯焼きカンパーニュ「御養ひ(おやしなひ)」

山口県山口市の【薪窯パン 菊本】作っているパンは2.4kgもあるフランスの田舎パン・カンパーニュ1種類。
材料は北海道産の有機全粒紛とライ麦に萩の塩と水だけ。これを、機械を使わず手ごねし裏山から伐りだした薪を使い、手造りの窯で焼き上げる。菊本さん自身が病気を経験したこともありたどり着いたこだわりのカンパーニュ「御養ひ(おやしなひ)」。
乳酸菌を使った発酵法なので、マイルドな酸味あり。噛めば噛むほど味わい深く大きく焼くことで中はモッチリ。
冷蔵で1カ月もつので味の変化が楽しめる「育つパン」。色んな思いがあり週に1度しか焼きません。
事前予約制です、ゆっくりお待ちください。

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リポーターコメント

写真:斉藤ふみ

斉藤ふみ

今、全国に増え続けているお店といえばパン屋さん!というくらい街は美味しいパン屋さんで溢れています。
私にも、いくつかの好きなお店があって、食べたい時には朝早くからカフェのあるパン屋さんで、幾つものパンを頬張ります。
店内では、「クロワッサンが焼き立てです!是非どうぞ」なんて声が上がって、そうするとそこにいる人たちがザワザワして、クロワッサンめがけて駆け寄ります。
そう、まずは「パンは焼きたてが美味しい」という概念。

山口市の住宅街の奥、古い古民家を工房にした【パン屋の菊本さん】は言いました。
「うちのパン。焼き立てが、1番美味しくないんですよ」
このひと言があまりに衝撃的で、私もスタッフも目を丸くしたわけです。
「え?どういうことですか?」
菊本さんが焼いているのは、カンパーニュというパン。フランスの田舎町で、保存食として作られたことから始まったカンパーニュは、焼いてからなんと、冷蔵庫で1カ月は持つという素晴らしいパン。なので、焼いて置くことによっていわゆる熟成されて、しっとりまろやかに育っていくのだとか。なるほど。そういうことか・・・
長く美味しいパンのために、菊本さんはなんと、70キロの種を手ゴネします。ひたすら、体全部でこねていきます。見たことない景色!だけど、とても神聖な作業に見えました。
ただ、菊本さんが華奢で、息を吐くたびに大変さが垣間見れて・・・少し心配にはなりましたけれど。

もともと銀行マンだった菊本さん。
ご自分の病気がきっかけで、奥さまと共に食に向き合い、家族の大切さを想いたどり着いたパン作り。
焼きたては美味しくないと宣言されて食べた焼きたてのカンパーニュは、それでも今まで食べたどのカンパーニュよりもしっとりと、豊かな味がしたし、時が経ったカンパーニュは、蒸して食べる。新しい世界を私に教えてくれました。
完全予約制。どれだけ時間がかかっても、食べてほしい、太陽みたいに丸く、私たちの顔より大きなカンパーニュです。是非!

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