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【木型職人❷】「最善の木型と新しいかたち」加来由香里さん 

2026年02月08日

高度な技術と発想力が必要とされる木型製作。
かつては全て手作業で木型を作っていて、熟練の職人は20年以上かけて技術を習得してきましたが、近年は機械化が進んでいます。

宗像市の「村田木型製作所」の木型職人になって5年の加来由香里さんは、木型製作を「天職」だと言い切ります。
美術系の大学を卒業後、絵画や金属加工などの経験を積んでいましたが、縁あって木型の世界に入りました。
加来さんは、木型のことをほとんど知らないまま入社しましたが、木型から鋳型(砂型)をつくり、それが鋳物として製品へと変化していくプロセスに魅力を感じ、「金属ってかわいい!」と感じるまでに。
美術専攻で培った空間把握力や器用さを生かし、設計から現場作業まで幅広く活躍、「最善の木型を作る」を目標に、日々、職人としての師である社長の村田誠さんと仕事に打ち込んでいます。

加来さんは現在、木型の仕事や鋳物を知ってもらい、それらを身近に感じてもらうことをコンセプトにした同社のブランド「coohii(こおひー)」の活動に取り組んでいます。
「鋳物の表面には砂のテクスチャが残っているので、温かみがあってすごく自然なんです」と語る加来さん。
様々な経験を持つ加来さんだからこそ、金属が秘めた魅力や美しさを引き出すことができるのかもしれません。
加来さんは村田木型製作所が作る工芸品を「地名が付くほど、その地域を代表する工芸品」にしたいと語っており、伝統的な製法である木型作り・鋳造で作る「あたらしいかたち」を生み出すことに日々挑戦しています。

加来さんが未来に残したい風景は、宗像地域の歴史を象徴する「新原・奴山古墳群」です。
毎朝の通勤時にこの風景を目にし、春の菜の花など自然に触れることで清々しい気持ちになるといいます。
自然の風景の中にぽこぽこと小さな丘があるのが可愛く、癒やしでもあり非日常を体験できるので不思議と行きたくなる場所なのだそうです。
「私たちが木型を残していきたいように、この景色も残っていけば嬉しい」地域と共に成長する加来さんの未来が待ち遠しくなるような、そんな気分になりました。

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株式会社 村田木型製作所

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