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【津屋崎人形❶】「生活と郷土玩具」原田 誠さん・翔平さん

2025年12月14日

250年の伝統を受け継ぐ津屋崎人形7代目の職人、原田誠さんは、この日も2枚の型を使い、手で粘土を押し込んで作る「手押し」の技法で、一つひとつ人形をこしらえていました。
この伝統的な製法が、人形に素朴で温かみのある表情を与えています。

工房では、誠さんと息子の翔平さんが2026年の干支である「午(うま)」の人形作りに励んでいました。
津屋崎人形の色の特徴は、鮮やかな原色を大胆に使うこと。
父と子が並んで筆をとり、一つひとつ丁寧に色をのせていく光景は、伝統が確かに受け継がれていることを感じさせます。

「手抜きができない人間でね」と自身を語る父・誠さんは、ただひたすらに「丁寧に作ること」に集中しています。
8代目の翔平さんは、津屋崎人形の素朴さの中に宿る「丁寧さ」を大切にしたいと語ります。
近くに繊細で洗練された美を追求する博多人形があったため、それと差別化し、目が肥えたお客さんに認めてもらうために、純朴な作風と丁寧な物作りが250年にわたって心がけられてきたのではないかと分析します。

翔平さんは父の「黙々と作り続けられる」姿勢に畏敬の念を抱くと言います。
50年を超えてその道を歩んできた父の「人形をつくるための筋肉と骨格」に、職人としての矜持がにじみ出ていて、憧憬を抱くと翔平さんは語ります。

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筑前津屋崎人形巧房

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