順番が「サンライズ・サンセット」でないのが最後にわかる! 映画『サンセット・サンライズ』
2025年01月16日
[薫と有紀の日曜日もダイジョブよ!]
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ボキャブラリー不足で申し訳ないが「上手い脚本だ!」としか言えません。「宮藤官九郎脚本にハズレなし」を痛感する1本だった。
設定はこうだ…舞台は東北地方・南三陸のとある町。多くの地方都市がそうであるように過疎化が進み住民は高齢者が多い。
過疎に比例して発生するのが“空き家問題”。井上真央が演じる百香は町役場の職員で空き家対策の担当者。しかし、自分が所有する一戸建ての家屋もある理由で空き家になっていた。
空き家対策の担当者が空き家の主ではシャレにならないので、適当な家賃を付けて空き家マッチングサイトに情報をアップする。
それに反応したのが菅田将暉が演じる東京のサラリーマン・晋作。趣味は釣りでルアーを使って“座布団サイズ(70~80センチ)”のヒラメを狙う描写があり上級者だと示唆される。
彼にとって南三陸のロケーションは“宝の山”、いや“海”だけど…。しかも、コロナ禍をきっかけに会社側もオンライン業務を推し進めたのでインターネットさえあれば地球上のどこでもお仕事が可能。
早速”お試し移住”が始まり、大好きな釣り三昧の日々になるかと思いきや…ハイッお察しの通り、彼を“よそ者”と感じる地元の人々との間で悪戦苦闘の日々が始まるのだ。