第243話「ヤシの酒」
2014年05月30日
[ミャンマー]

ヤシ科の植物から作られるお酒は、東南アジアのいくつかの国で見られます。通訳の方は「シュロ」と言ってましたが、それが狭義の「シュロ」なのか、ヤシ科の植物全般を指す「シュロ」なのかはよくわかりませんでした。
てっきり実の中のジュースを使って作るのだと思っていたのですが、ここで作られているお酒は、枝に切れ目を入れて出てくる白っぽい樹液を原料にしています。ヤシ酒を作る工程は非常にシンプルで、樹液を1日か2日発酵させ、簡単な仕組みの蒸留器を火にかけて抽出すれば出来上がりです。蒸留を始めて最初に出てくるお酒はアルコール度数がとても高いので薬として使い、その後に出てくる少しマイルドなものが飲むためのお酒なのだそうです。
ちなみにここでは、発酵前の樹液を煮詰めて黒砂糖も作っています。よく見ると小屋やテーブル、イスなんかも「シュロ」が使われていました。余すところなくといいますか、人は自然によって生かされているんだなぁという事を分かりやすく感じました。


