番組概要

SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」

~2030年を期限とするSDGsが掲げる17のゴール(国際目標)と169のターゲット(具体目標)達成に向け、各企業や団体で取り組んでいるSDGsの活動をリスナーに分かりやすくお伝えするSDGsの啓発・促進コーナービギナーのいわぶ 見梨が、まずはリスナーと一緒にSDGsとは何かを学び、身近なSDGsの活動を紹介します。“今日からできるSDGs”をテーマにお送りするコーナーです!

【放送】毎週土曜日9時14分頃~
「めぐみのラジオ」内

BLOG

『地球温暖化の進むスピードは?』

2025年02月08日

[ブログ]

第235回目の放送は『地球温暖化の進むスピードは?』

毎月第二土曜日は、KBCお天気センター 川端 さんに、
地球の気候変動など、天気の視点で、SDGsをお伺いしています。


今年一月、少し前にアメリカ(ロサンゼルス)で起きた山火事は覚えてますか?
【山火事は3週間以上延焼して、被害を受けた建物は1万600棟 記録的な山火事】

今回のロサンゼルスの山火事は空気の乾燥や、強風など様々な要因で起きてしまったものですが、
その要因の一つに地球温暖化が進んだことも関係しているのではないかと言われています。
地球が高温になったことで燃えやすい状況になったという事なんです。

実際、地球温暖化が進むといろいろなリスクが高まります。
局地的な豪雨や熱波、干ばつ、そして山火事などのリスクも高まるとわかっています。
実際、地球の温度が一度上昇すると、山火事のリスクは大幅に増えるとすでに結果が出ています。

欧米の気象機関によると、2024年の世界平均気温は、
人間が化石燃料を燃やし始めた産業革命の前より、1.6度も高くなりました。
「パリ協定」では、地球の気温上昇を、1.5度までに抑えようとされていますが、
この「パリ協定の1.5度という数字」を、単年で超えてしまったのは、今回初なんです。
気温として数字も過去最高を記録しており、
気温の他にも地球温暖化の一端となっている「温室効果ガス」も増えていることが、すでに確認されているんです。

ちなみに、温室効果ガスは、2010年から2023年は、
年平均二酸化炭素の濃度は、2.3ppm(パーツパーミリオン)だったんですが、
2023年から2024年は、年平均二酸化炭素濃度は、3.5ppm(パーツパーミリオン)に達する見込みです。
およそ1.5倍とすごい速度に二酸化炭素も増えていることがわかります!
※ちなみにこの測定する衛星を作ったのは、世界初で日本!

地球温暖化というのは一国の問題ではなく、世界規模の問題ですので、
人類が手を取り合って、努力して解決していかなくてはいけません!


過去の放送内容

出演者プロフィール

  • パーソナリティ
    いわぶ 見梨

    めぐみのラジオ メインパーソナリティー

  • 北九州市立大学 教授
    眞鍋和博さん

    ESDやSDGs等、社会の持続可能性と教育の関係について実践と研究を行う。

  • ウェザーニューズ
    川端 美朝さん

    九州朝日放送 気象予報士
    幼少期から空を眺めることが好きだったこともあり、大学在学中に気象予報士の資格を取得。
    気象予報士だからこその天気の視点で、地球温暖化などのSDGsについて発信する。