博多発の曲芸
2026年03月14日
[福岡県]
博多の伝統工芸(2)

精巧な独楽を生き物のように自在に操る独楽芸。
究極のバランスで生み出される芸は、博多で誕生したものでした。
三代目筑紫珠楽さん。代々独楽師を受け継ぐ筑前博多独楽の20代目当主です。
国内だけでなく海外でも公演を行うなど独楽芸の魅力を世界に伝えています。

筑前博多独楽 独楽師 三代目 筑紫珠楽さん
「私で20代目ですけど初代は10歳の男の子になります。約480年前に10歳の市太郎という男の子が始めたのです。当時の博多は独楽遊びが文化として根付いていて、けんか独楽として戦わせることがありました。その中から腕を競い合うようになって曲芸まで発展していったと文献には残っています。」
そして江戸時代には、すでに海外にも進出していたといいます。

筑前博多独楽 独楽師 三代目 筑紫珠楽さん
「パリ万博ではイギリスのエリザベス女王に謁見して独楽芸を披露したというのが文献に残っています。」
世界中を魅了する博多発祥の独楽芸。もちろん種も仕掛けもありません。
こうした繊細な芸は、独楽師の技術はもちろん、精巧な独楽があってこそ。
その独楽を作っているのは…。実は珠楽さん自身。
独楽師が作る究極の独楽とは。