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浮かび上がる武将の姿

2025年05月03日

[福岡県]

甲冑コレクション(1)

鉄皺革包月輪文最上胴具足(てつしぼがわづつみがちりんもんもがみどうぐそく)

5月、端午の節句。
力強い成長を願って飾られるのが兜や甲冑です。
名だたる武将を輩出した九州には、彼らが身につけた甲冑が多く残っています。
そこには武将たちの矜持や思想が表れていました。

柳川市の立花家史料館。
こちらに残る甲冑は質実剛健ながら華やかさも感じさせるものです。
主は柳川藩の礎を築いた立花宗茂。
秀吉から「西国無双」と称され、関ヶ原に豊臣側で参戦した大名で唯一かつての領地に返り咲いたことで知られます。彼の甲冑の大きな特徴はそのスケールにあるといいます。

立花家史料館 植野かおり館長
「特徴は大きさと重さです。すべて装着すると20kgくらいで特に胴が重い。大名クラスの甲冑というのは体格に合わせて作りますので、胸周りの厚い筋肉質で体力のある人だったというのがわかります。」

甲冑が物語る武将の体格。
史料館に残る2点の甲冑から、宗茂は175cmを越える長身で、強靭な肉体の持ち主だったと推測されます。さらに…。

立花家史料館 植野かおり館長
「たぶん立花宗茂は、兜を見ると比較的顔は小さめでそこから下ががっしりしている感じというのがわかります。」

小顔で高身長でマッチョ…。今風にいえばイケてるボディの武将だったということでしょうか。ところで、ひときわ目立つのが兜と胴体にあしらわれた大きな輪の形。そこには宗茂の思いが…。

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