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未来へ受け継ぐ『志』

2025年12月27日

[福岡県]

興志塾(4)

来島恒喜の墓

かつて、暴れん坊が集った興志塾。
塾長・高場乱が教えた志は、今を生きる私たちが受け継ぐべきスピリットでした。
「剣では無く心と理で動かせ!」
近代日本の歴史に名を遺す人物を数多く輩出した「興志塾」。
その一人に来島恒喜(くるしま つねき)という塾生がいました。
来島は、当時の外務大臣・大隈重信が憲法違反と知りつつ、欧米との不平等条約改正を進めることに憤慨。この不正を止めるために大隈を襲撃。その直後、自決しました。

彼の思いは、当時の国民が感じていた怒りでした。
「高場先生は、刀では無く心と理で動かすと言った。だがこのままでは欧米の植民地にされてしまう」。
それが来島を突き動かした動機でした。
事件を知った乱は、福岡で行なわれた葬儀に参列し、愛弟子にこう語りかけたそうです。
「バカタレ!来島!世間は褒めてもオレは褒めんぞ!命を粗末にするなと言わんばかりに叫んだそうでございます。」

高場乱が教えたのは、自分を正し世を照らすための「志」を持つことでした。

高場乱の子孫 安部泰宏さん
「日本をピシッとした形にしてくれる人を彼女は育てたかったと思います。」

自分の志はしっかり立てて
新たな年を迎えたいものです。

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