語り継がれる名刀
2026年02月07日
[福岡県]
黒田家の名宝(1)

425年前、この地に「福岡」と名付けた福岡藩主の黒田家。
戦国時代、天下統一に欠かせないフィクサーと謳われた黒田家の力を示す数々の名宝に迫ります。

戦国時代、黒田官兵衛によって栄えた黒田家。
今から425年前、長男の長政が徳川家からおよそ50万石を与えられ、福岡城を築きました。
そんな黒田家には数々の名宝が残されています。
今年10月から大規模リニューアルでおよそ2年半の休館が決まっている福岡市博物館には、黒田家の名宝がおよそ3000点保存されています。
なかでも注目なのが、国宝に指定されている名刀「圧切長谷部(へしきりはせべ)」。
黒田官兵衛が織田信長から托されたとされています。


福岡市博物館・博士 堀本一繁さん
「圧切の刀は、刃先だけではなく皆焼(ひたつら)と言うのですが、焼き入れの文様が刀身全体に散らばっています。皆焼の刀の中で最高傑作が、この圧切長谷部ということになります。」

この刀にはこんな逸話が―。
福岡市博物館・博士 堀本一繁さん
「信長がある時、茶坊主をこれでお手打ちにする時に棚の中に逃げ込まれて、刀を振り下ろせなかった。その時信長は、棚の中に刀を差し込んでぐいっと押し当てただけでスッと切れた。その切れ味の鋭さを表現して圧切という名前がついています」
実はここ数年、この名刀が女性を中心に大変な人気を集めているのです。